皮膚に炎症を引き起こす直接的な原因として、アレルゲンがあります。このアレルゲンが体内に入ることで、さまざまなアレルギー反応が起こります。
■アレルゲンの一例
ハウスダスト、ヒノキ、ダニ、細菌、花粉、ネコ、イヌの上皮、 牛乳、乳製品、卵(とくに白身)、大豆、小麦
このように、私たちの生活の中にある、何気ないものが引き金となっているのです。ちなみに、日本人の約3割が何らかのアレルギーを持っていると言われています。また、子供の場合は食べ物が原因の場合が多く、大人は身の回りの環境が大きく関与する傾向があります。
自分にどんなアレルギーがあるのかは、医療機関で受けられる血液検査やパッチテストで調べることができます。症状を緩和し、再発を防ぐためにも、原因であるアレルゲンを知っておくことは大切。このアレルゲンを除去することが、家でできる最大の予防策なのです。
アトピーの人は、もともと素因(アレルギー体質)を持っていると言われていますが、それだけで皮膚炎は発症しません。体内にアレルギー反応を引き起こす原因、アレルゲンが侵入してきて初めて発症するのです。また、アレルギー体質とは別に、肌タイプも要因のひとつであることが分かってきました。皮膚に炎症が起きやすい人は、肌が乾燥しており、バリア機能が低下しやすい傾向があるらしいのです。
このように、さまざまな原因が重なり合って現れる症状ですから、なかなか改善も一筋縄ではいきません。ひとつひとつの原因をしっかり探りあて、適切なケアをしながら、じっくりと治していくことが大切なのです。でも、あまりにも症状が酷いと、つい焦ってしまったりしますよね。私もそんな経験がありますが、あまり気に病まず、「いつか必ず治るさ!」というポジティブな気持ちを持つことも重要みたいですよ。