肌の炎症や乾燥は、季節によってもその症状や対処法が変化します。気温の変化や紫外線、湿度など、気をつけることは季節ごとにさまざま。肌トラブルを持つ人が、日本の四季とうまく付き合っていくにはどうしたらいいか、そのポイントを挙げてみます。
■汗対策
春は、最も肌トラブルが悪化しやすい季節といわれています。寒い冬から、気温がグッと上がることで汗をかきやすくなり、かゆみや炎症がひどくなる場合が多いのです。また、汗をかいたまま放置すると、細菌が増殖したりして、刺激となってしまいます。こまめに着替えをしたり、外出から帰ったらすぐに入浴するなどして対処しましょう。
■花粉
花粉がアレルゲンとなって症状を悪化させることもあります。スギやヒノキなどの花粉が多くなるため、洗顔などのケアをこまめにする、掃除を徹底する、洗濯物をなるべく外に干さないなどの対処が必要です。
■ストレス
職場や学校などの生活環境の変化も、原因のひとつです。新しい環境に適応しようとするとストレスが溜まり、自律神経が緊張しがち。なるべく家ではリラックスするよう心がけ、趣味や遊びでストレスを解消しましょう。
■紫外線
夏の紫外線はとても強く、肌のバリア機能にも悪影響を与えます。日焼けで肌が赤くなるのは、炎症が起こっているからです。なるべく肌を出さないようにして、紫外線から肌を守るようにしましょう。「日焼け止めクリームを塗ればいいじゃない?」と思うかもしれませんが、紫外線吸収剤やその他の添加物が刺激となるため、あまりオススメできません。日傘や帽子、薄手のカーディガンなどをうまく使って、紫外線を避けた方がいいでしょう。
■汗とかゆみ
夏は春以上に汗をかきます。かいた汗を放っておくと肌にとって刺激となってしまうのですが、夏はとくにかゆみを伴う場合が多いです。それを無造作にかいてしまい、細菌が体内に侵入したりすると、とびひなどの皮膚病を併発してしまう恐れがあります。皮膚を傷つけないよう優しく汗を拭き取り、清潔な肌をキープするようにしましょう。
■冷房
体温が高くなるとかゆみが増すため、快適に過ごすためには冷房が欠かせません。しかし、温度が低下すると肌はサラサラしますが、角質層の水分が奪われてしまうことに……。冷房の風が肌に直接当たらないようにすること、室温を冷やしすぎないことが大切です。28℃~30℃くらいを目安にし、扇風機などを上手に使って冷房効果を高めるとよいでしょう。
■乾燥に注意
気温が低くなり、空気が乾燥し始める季節です。皮膚がカサカサしてかゆみが増したり、血行が悪くなって保水効果が低下したりします。保湿を徹底し、できれば肌をマッサージして血行を促進するとよいでしょう。
■花粉や砂ぼこり対策
秋は、キク科の花粉が多くなるため、アレルゲンを持っている人は注意が必要です。子供の場合は、運動会の季節となるため、校庭の砂ぼこりなどが肌を刺激してしまう場合があります。汗や砂がついたら水洗いし、その後の保湿を欠かさないようにしましょう。
■乾燥対策を第一に!
冬の大敵は、何といっても乾燥です。空気の乾燥がひどくなって肌の水分量が低下するため、些細な刺激でもかゆみを感じたり、炎症が悪化してしまいます。この季節は、効果の高い保湿剤に変えてみるのもよいでしょう。また、症状が軽くなっている人も気を抜かず、しっかり保湿をすることが大切です。
■上手に加湿
湿度が50パーセントを下回ると、肌の水分が奪われていきます。室内の湿度は、50パーセント以上を保つようにしましょう。加湿器を使うなら、空気清浄もできるものがオススメ。空気中にある細菌やハウスダストを除去してくれます。また、加湿器がなくても、部屋に洗濯物を干すだけでも効果があります。ただ、加湿しすぎて窓に水滴がつくような状態になると、ちょっとやりすぎ。今度はカビが繁殖しやすい環境になってしまうので要注意です。